2010年05月27日

SPFプラセンタ

医療用以外のプラセンタの多くは、豚の胎盤を原料としています。
その中でも、今、人気を集めているのが「SPF豚」の胎盤を原料にしたプラセンタです。
「SPFプラセンタ」とは、SPF豚の胎盤を原料にしたプラセンタのことを指して言います。
この「SPF」というのは、そういう品種の豚という意味ではなく、豚にそういう品種はありません。

SPFは、「Specific Pathogen Free」(特定の病原体を持っていない)という学術用語の略で、「SPF豚」は、SPFを語源とする、指定された病原体を持っていないとされている豚のことになります。
あるいは、そういった健康な豚を飼育するシステムのことを指す場合もあります。

SPF豚の飼育はアメリカで始まり、ヨーロッパや日本へと広まりましたが、現在のアメリカやヨーロッパでは種豚の生産のみとなっているそうです。
日本では、国産豚の8%強がSPF豚認定農場で飼育されている豚となり、農場数では全農場数の2%強とされています。

日本のSPF養豚では、以下の疾病を排除対象疾病と指定しています。
・オーエスキー病
・豚流行性下痢症
・染性下痢症
・萎縮性鼻炎
・マイコプラズマ肺炎
・豚赤痢
・サルモネラ・コレラ・スイス感染症
・トキソプラズマ病

これらの病気に一度でもかかってしまうと、その瞬間からSPF豚ではなくなってしまいます。
こうして健康な豚だけを飼育することで、豚の群れの中に病気が侵入する事を防ぎます。
上記の病気がなくなれば、ほかの病気もほとんど発生しなくなり、豚への薬剤の投与も減ります。
それは、豚の体内への薬剤の残留や薬剤耐性菌の出現も抑えることにつながっていきます。

SPF豚から作られるプラセンタ・エキスに人気が集まるのは、そうでない豚からのエキスに比べて安全とされていることによります。


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2010年05月26日

海洋性プラセンタ

哺乳動物の胎盤を原料とするプラセンタですが、最近は植物性のものや海洋性のものも登場しています。
海洋性のプラセンタは、主に鮭の卵巣膜から抽出された成分のことをいい、「マリンプラセンタ」と呼ばれることもあります。

卵巣膜とは、卵の一つ一つを包み込んでいる薄い膜です。
鮭は一生に一度しか産卵をしないため、卵巣膜の持つ役割は、胎盤に近いと考えられています。
人間においての排卵・妊娠・出産には脳下垂体からのホルモン分泌が深く関与していますが、鮭も同じように脳下垂体からの指令が卵巣膜に伝わることで卵が成熟をし始め、鮭は産卵のため川をのぼり始めます。

一生に一度の産卵にむけて、鮭は自分の体内の養分のすべてを卵に注ぎ込むといわれていることから、その卵を包み込んでいる卵巣膜にも栄養が満ちているとされています。
9種類の必須アミノ酸をはじめとする18種類のアミノ酸のほか、コラーゲン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、エラスチン、核酸、ビタミンB群やミネラルなど、約30種類の栄養成分が自然のバランスのまま含まれているそうです。
特に、エラスチンは、動物の胎盤に由来するプラセンタには含まれない成分として、注目されています。
エラスチンは、肌の中のコラーゲンを支える働きを持っているため「弾性線維」とも言われる成分です。
ヒトの表皮の下にある真皮では、約5%をエラスチンが占めるとされており、年齢とともにその量が減少することでシワができます。


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2010年05月25日

植物性プラセンタ

植物性プラセンタと聞いて、植物に胎盤(プラセンタ)があるのか、と不思議に思われたことと思います。
もちろん、植物に胎盤はありません。
植物性プラセンタとは、植物の胚から天然成分を抽出したエキスのことで、胎盤を原料とするプラセンタとは全く異なります。
植物の成長期に大切な役割を果たす胚は、栄養分を豊富に含み、動物の胎盤と同じような働きをすると考えられています。
特に、アセロラの胚から抽出したエキスは、ウシプラセンタの成長因子と同じ働きをし、皮膚組織内の繊維芽細胞増殖実験では、ウシプラセンタを上回る結果が得られたとの報告もあります。

以前は、ウシの胎盤がプラセンタの原料として一般的に使われていました。
狂牛病(牛海綿状脳症)が問題になった際、動物由来のプラセンタ一般に感染症の不安が広がり、その代替品として登場したのが、植物由来プラセンタの始まりのようです。

動物性プラセンタとの大きな違いは、植物性プラセンタには成長因子(グロスファクター)が含まれていないことです。
そのために、プラセンタの持つ本来の効果は、動物性プラセンタのほうが高いとされています。
ですが、植物性プラセンタに含まれる、アミノ酸、ビタミン、ミネラルといった成分による美容効果は期待できるといわれています。
また、動物由来のプラセンタに比べ、クセがなく、入手しやすいため、化粧品などのスキンケア用品に多く使われています。

ただし、植物性プラセンタを定義する科学的根拠がまだ乏しい状態ですので、「プラセンタ」とは異なるという点を理解した上で使用することをおすすめします。


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2010年05月24日

プラセンタの原料

プラセンタは、原料の違いによって分けることができます。

・豚プラセンタ(ブタ由来プラセンタ)
豚の胎盤を使って作られたプラセンタです。
豚は人間の細胞と組成が近いといわれ、現在で美容目的として主に使われているのは、この豚プラセンタとなっています。

・牛プラセンタ(ウシ由来プラセンタ)
牛の胎盤から作られるプラセンタです。
美容用のプラセンタでは、かつては牛プラセンタが主流でしたが、牛海綿状脳症(狂牛病)が問題になってから使用禁止となりました。

・羊プラセンタ(ヒツジ由来プラセンタ)
羊の胎盤を原料としています。
使われる羊の種類よりも、育った環境が重視されているようです。
ニュージーランドやスイスなどが原産国となっている製品が多いようです。

馬プラセンタ(ウマ由来プラセンタ)
馬の胎盤を使ったプラセンタです。
総アミノ酸含有量が、豚プラセンタの250倍以上とも言われており、最近、注目を集めてきているプラセンタです。

・ヒトプラセンタ(ヒト由来プラセンタ)
人間の胎盤からつくられるプラセンタです。
ヒトプラセンタは、医療用に限って使用が認められています。

・植物プラセンタ(植物由来プラセンタ)
植物の胚から抽出したエキスを原料としています。
胚には植物の成長期に大切な働きをする栄養素が豊富に含まれているため、胎盤と同じような効果が期待できるとされています。
大豆やトウモロコシ、ライ麦、アセロラといった植物の胚が使われています。


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2010年05月23日

プラセンタのグロスファクター

プラセンタには100種類以上の成長因子(グロスファクター)が含まれています。
グロスファクターを含むということが、プラセンタを特徴付けているとも言えます。
プラセンタに含まれる代表的なグロスファクターをまとめてみました。

◆肝細胞増殖因子(HGF)
肝臓を作っている肝細胞を増殖させます。

◆神経細胞増殖因子(NGF)
知覚・交感神経などの神経細胞を増殖させます。

◆上皮細胞増殖因子(EGF)
皮膚、肺、角膜、気管上皮細胞を増殖させます。

◆血管内皮増殖因子(VEGF)
血管内細胞を増殖させます。

◆線維芽細胞増殖因子(FGF)
ヒト繊維芽細胞、グリア細胞血管内皮細胞など、肌組織を増殖させます。

◆インシュリン様成長因子(IGF)
軟骨細胞、平滑筋細胞を増殖させます。

◆免疫力を向上させる成長因子
免疫系の機能は、インターロイキンに負うものが多くあります。
インターロイキンとは、白血球より分泌され、細胞間コミュニケーションの機能を果たしています。
・インターロイキン1
免疫を担当する細胞であるT、B、NK細を増殖させます。
リンホカインが産生するのを促進させます。
・インターロイキン2
リンパ球の一種であるT細胞を増殖と分化を促進させます。
・インターロイキン3
骨髄幹細胞を刺激し、造血幹細胞、肥満細胞を増殖させます。
・インターロイキン4
リンパ球の一種であるB細胞を増殖させ、抗体を作り出す細胞への分化を促進させます。

◆コロニー形成刺激因子(CSF)
顆粒球、マクロファージ等の幹細胞を増殖させます。

◆インシュリン様成長因子(IGF)
軟骨細胞、平滑筋細胞を増殖させます。

◆形質転換増殖因子(TGF)
非形質転換細胞を形質転換細胞に変換させます。
α型、β型、γ2型があります。


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